光がんざき亭

光で演芸のお楽しみを! 生の落語や浪曲、講談、演芸に触れる機会が少ないなら、その機会をつくっちゃお! だって、演芸が好きだから。 ふだんのまちの中に、演芸というお楽しみをみなさまと一緒に作り育ていきたい。 どうぞ光がんざき亭へお運びくださいませ

光がんざき亭 ごあいさつ

はじめまして 光がんざき亭です。


光がんざき亭は、2010年7月3日に旗揚げをいたしました。


落語好きの4人が集まって、ボランティアで企画運営しています。
とあることで知り合った仲間が、実は落語好きということが分かって、
「落語が好きだけど、生で聴く機会が少ないよね〜」「それなら、自分たちでその機会を作れたらいいなぁ、楽しいだろうなぁ・・・」
「いつか、落語会開けたら、良いね!」そんな思いをお互いに抱いていました。


2010年のある日、山口県防府市出身の噺家、期待の星!鈴々舎馬るこさんが帰省され、故郷ツアーをされることをインターネットで知り、
自分(代表世話人の私)が観に行くつもりで馬るこさんにお問い合わせメールをしたところ、
「どこでも行きます!落語やります!」とお返事をいただきました。
それなら!「自分たちも落語会開いちゃおっか?」「やってみようっか!」ということで、
ついに、7月3日、鈴々舎馬るこさんをお招きして「光がんざき亭」を旗揚げいたしました。


がんざきというのは、山口県の方言で、掃除道具の「熊手」のことです。この4人は光市の景観を考え、行動してみようと、がんざき片手にお掃除ボランティアをしています。
そのボランティアの団体登録をする際、名前を光がんざきくらぶとしました。
実はがんざきという言葉、いろいろな方に伺ってみると、あんがい方言だとは認識されていないのです。世話人のうち、2人も知らなかったほど。

一方の景観も、改めて「景観」と言えば、なんだろうと思いますが、その実、普段何気なく見ている風景だったりするので、あんがい気がつかないもの、認識していないものです。がんざきと景観、お互いの共通項として、「言われないと気がつかない」「案外知らない」。
景観を考える一歩として、「がんざき」はお誂え向きな言葉だったのです。もちろん、お掃除もしますから。


そういうお掃除ボランティアの光がんざきくらぶが始めた落語会だったので、「光がんざき亭」と命名しました。
最初は番外編的活動だったのですが、2011年からは「光がんざき亭」としても光市の市民活動団体登録をして、主催も「光がんざき亭」です。


がんざき(熊手)でお客様をかき集める!?意味にも捉えてもらえて、おかげさまで繁昌につながっていると思っております。


旗揚げしたからには、続けていきたい!その証ともうしましょうか、気持ちを形にということで、
座布団を誂えました。(余談ですが、市内のお布団屋さんで誂えたこの座布団、座りよくって気持ちよく話せますとおほめの言葉いただいちゃいました)


会場は、光市内の商業施設“Be st.”の中にある催事場をお借りしています。
「光がんざき亭ってどこにあるのですか?」と尋ねられることがあるのですが、開催日の一日だけ、出現する「寄席」です。

Be st.は世話人の一人が一角に事務所を構えていたり、世話人それぞれに行きつけのお店やさん・・・洋服屋さん、コーヒー屋さん、ケーキ屋さん、お花屋さん・・・いろいろあって、ふだんづかいのいつもの場所。
ここで、落語会という特別なお楽しみが開けたら、面白いんじゃないかな?
大きさも手ごろなんじゃないかな?

最初っから大きなホールでなくて、こじんまりとしたところで、じっくり落語を聴ける空間をつくれたら良いなぁ〜
しかも、自分たちが聴きたい!見たい!あの噺家さんをお呼びできたら、良いなぁ〜
とにかく、初めは小さく! そして、願わくば、長ーーく続けていければ良いなぁ〜


そんな願望や思いが通じてか、落語からご縁をいただきながら、落語会を開催しております。

お越しいただいたお客様に触発されて、毎回、とっても楽しくすばらしい口演をじっくりと聴かせてもらっています。
そこは、80人が精いっぱいという小さくこじんまりとした会場だからと、世話人一同思っています。


落語は特に、お客様との一体感の中で演じられる芸です。
噺家さんと、お客様、そして小屋(会場)によって醸し出されるおもしろさが落語の魅力の一つだとおもいます。


そのおもしろさは、その時々で変化し、まったく同じおもしろさを体現することはできません。
その時、一時のおもしろさ。だから、楽しい!おもしろい!! それが生で観る醍醐味です。


大きいことをゆうようですが、日本広しをいえど、「光がんざき亭はこの場、この一時だけ」を自負いたしております。


そして、光がんざき亭を育てるのは、お運びいただくお客様お一人おひとりです。
足を運んできて、見て、笑って、ときにはホロリとして、おおいに楽しんで・・・そうして落語会は開かれます。


みなさんに育てていただく光がんざき亭です。

ふだんのまちの中で楽しむ落語
そんな機会をこれからも光がんざき亭は作っていきたいと思っております。